あたりまえだけどなかなかできない集客のルール集客支援株式会社・最新刊
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明日香出版社
営業・セールス・販売促進新刊プレスリリース

弊社代表取締役 岡本士郎の最新刊
あたりまえだけどなかなかできない集客のルール』に、
惜しくも収録されなかった「ボツ原稿」を掲載しています。

もちろん書籍に採用されたルールは、これらボツ原稿より「有益なもの」ばかりですが、
お楽しみ企画として、本サイトでのみ特別公開していますのでご一読ください。


番外ルール102「道案内を使いこなす」

雑誌で気になるリストランテを見つけ、地図を片手に知らない街へ。ところが、探せど探せど目的のお店が見つからない。お腹も空いたし仕方ないと、結局駅前にあったチェーンのファーストフードで食事を済ませて帰りました。

いわゆる方向音痴の人には、良くあることかもしれませんが、お店にとっては一大事です。せっかく広告を見て反応してくれても、最終的にたどり着いてくれなければ、泣くに泣けません。

このような事態を防ぐ第1の方法は、分かりやすい地図にすることです。自称「おしゃれ系」のお店で特によくあるケースですが、広告のデザインを気にするあまり、省略しすぎて意味不明の地図を載せていることがあります。道路らしきものがシュッシュッと描かれており、お店の場所を示すのであろう●がポツンとある─────海賊のお宝地図ではないのですから、分かりやすいランドマーク・目印や、交差点の名前、建物の外観くらいは載せておくべきです。お客さまは地元のことを良く分かっている人ばかりとは限りません。初めて最寄の駅やインターチェンジに降りた人が、スムーズに来店できてこそ、地図の価値があるのです。

第2の方法は、バスの音声案内などを使うことです。
「次は第一小学校前。美味しいイタリア料理のリストランテ・クミコにはこちらが便利です」などの放送広告を聞いたことがあると思います。電車の駅名は耳にしたことがあっても、バスの停留所名は非常にローカルなので、初めてのお客さまには分かりにくいことこのうえありません。そこで、近くに来ていることを教えてあげるのです

また、第3の方法は、電柱広告を使うことです。近くに来ているはずなのに、最後の曲がり角が分からないというような場合に、大きな効果を発揮します。公道に掲示できる唯一の広告でありながら、コストは初期費用1万円、月々2千円程度(東京電力の場合)と、意外にリーズナブル。違法な立て看板や、チラシ貼り付けをせずとも、正規料金がこんなものなのです。

しかも第2第3の方法には、地元の人々への刷り込み効果という、大きなオマケ(いや、むしろそちらが主目的かもしれません)が付いてきます。
毎日乗っている路線バスなら、繰り返し放送広告を聞いているうちに、停留所名と一緒にお店の名前も覚えてしまうでしょう。普段歩いたり自転車で通ったりしている道なら、自然と電柱広告を目にするはずです。ただの道案内が、一石二鳥の集客につながるのです。


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